当社は第二次大戦の復興期にブルーム、コーエン、ピラード、フォーニー等の当時の欧米有力バーナーメーカーとの技術提携を通じて燃焼技術を培い、その後自社技術による各種用途の高効率高性能バーナの開発・販売により燃焼技術の専門メーカーとしての確固たる地位を築いて参りました。
その後の経済安定成長と地球環境保護の時代ニーズにあわせて、1987年より新しいリジェネレイティブ燃焼技術として高速切換式蓄熱型燃焼技術の開発に着手し、我が国のナショナルプロジェクトの一つである「高性能工業炉開発プロジェクト」の中核技術として採用されるなど輝かしい成果を挙げて、HRSバーナ(高速切換式蓄熱型バーナ)として製品化に成功しました。このHRSバーナは、1999年より国家事業として実施された「高性能工業炉フィールドテスト事業」として多くの工業炉ユーザーに採用され、従来燃焼方式より30%以上の燃焼節減による省エネルギーと低NOx燃焼という2大課題の同時解決のため大きく貢献しました。
このように当社の燃焼技術は常に最新の燃焼理論と実績に裏づけられた高性能、高品質の製品として我が国はもとより、広く海外のユーザーからもご好評を頂いております。バーナ並びに燃焼機器は当社事業のコア技術・製品としてこれからも飽くなき製品開発努力を続けて、省エネルギーと地球環境保全のために貢献したいと存じます。
当社は早くから燃焼技術を基盤として石油精製、石油化学、窯鉱業等各種産業プラント用燃焼装置、焼却装置、加熱装置を多く手掛けて来ました。
特に、近年は産業廃棄物やごみ処理、脱臭処理等環境装置分野で多くの納入実績を有しており、常に新しい技術を応用して高性能で安全な環境装置をご提供致しております。
工業炉事業は、当社設立の1950年以来燃焼器事業と並ぶ事業で、当初は米国ヘビーデューティー社、英国バーレック社との技術提携を基盤としてその技術を培い、その後は独自の技術革新とともに産業界に各種の工業炉を納入し、工業炉メーカーとして現在に至っております。
その後弊社独自の技術である、セラミックハニカムを採用したリジェネレイティプバーナを適用した高性能工業炉を数多く開発し、納入させていただきユーザー並びにCO2削減という地球環境保護に貢献して参りました。
特に当社特許取得製品であるリジェネレイティブラジアントチューブを適用した中高温領域の工業炉に於いては、他社に類を見ない独自の設計手法を採用し、ユーザーの御要求を満足しております。